2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ノーベル文学賞はフランスのル・クレジオ氏

ノーベル文学賞はフランスのル・クレジオ氏 2008.10.9 20:49スウェーデン・アカデミーは9日、2008年のノーベル文学賞を、デビュー作『調書』でフランス文学界に旋風を起こした小説家、ル・クレジオ氏(68)に授与すると発表した。同アカデミーは授賞…

お前の望むことを行なえ。

「控え目であるな。一切の非難をやめよ。お前の望むことを行なえ。」 ポール・ヴェルレーヌ(窪田般彌訳)「叡智」第三部

Talamasca わざとフルオンじゃない音楽をいくつか収録

――今作『Obsessive Dream』にも、シンセの旋律が美しい、メロディアスな楽曲が多いですね。どんなアルバムを目指したんですか? 「今作には、わざとフルオンじゃない音楽をいくつか収録しているんだ。僕は現在32歳。二度と20代には戻れない。そんな想いもあ…

すべてのものが無価値な灰色

「ヘーゲルにあってはすべてのものが無価値な灰色である。」 フリードリヒ・ニーチェ

君たちだけが持っている 未来というもの

「私が持っていなくて、君たちだけが持っている大きなものがある。未来というものである。」 司馬 遼太郎『二十一世紀に生きる君たちへ』 世界文化社

「なか見!検索」できる本屋 Amazon

「あるトピックに関する本を探したい。そのトピックがどのページに記載されているかを知りたい。児童書やレシピ本のページ構成が見たい。目次を確認したい。中身を見て、納得のいく本を探したい――。「なか見!検索」はそんなご要望すべてにお応えします!」 …

三十年来あらゆる音楽家がヴェルレーヌに音楽を附する賭けをした

「三十年来あらゆる音楽家がヴェルレーヌに音楽を附する賭けをしたが、唯二人だけが勝った、フォオレとドビュッシイと−この二人だけが歌によって真にヴェルレーヌに匹敵し得た。」 ルネ・シャリエ

能ではあるていど型を固定する必要があります。

「ただ「型を変更する」という、現代演劇にはスッとあてはまる概念そのものが、能楽にはそのままあてはめにくいのかもしれません。能ではあるていど型を固定する必要があります。」梅若猶彦『能楽への招待』岩波新書 p.50 2003-----------------------------…

批評と同様に文学は−両者間に違いがあるとするのは幻想だ−、

「批評と同様に文学は−両者間に違いがあるとするのは幻想だ−、人間がそれによって自己を名づけ変形する、もっとも厳密であるが故に、またもっとも信頼しがたい言語であることを永久に宣告されて(あるいは、特権づけられて)いる」 ポール・ド・マン『読むこと…

われわれはモノを使うひととしてというよりはむしろ、

「われわれはモノを使うひととしてというよりはむしろ、モノを読みとり、かつ選ぶひととして、つまり読解の細胞として生きている。」 ジャン・ボードリヤール

悦楽という言葉は十八世紀のためのものである。

「悦楽という言葉は十八世紀のためのものである。この世紀の秘密、その魂はこの一語につきるといっていい。悦楽は十八世紀が呼吸し、それによって養育され、生命を与えられたものにほかならない。」 ゴンクール兄弟『十八世紀の女性』

今やイデオロギーなるものはなく、

「今やイデオロギーなるものはなく、シミュラークルしかない。」 ジャン・ボードリヤール

人間が主体として構成されるのは、言語のなか

「人間が主体として構成されるのは、言語のなかで、言語によってである。」 エミール・バンヴェニスト「言語における主体性」『一般言語学の諸問題�』1966

無心の位にて、

「無心の位にて、我心をわれにも隠す安心にて」 世阿弥『花鏡』

言葉が彼の文脈へ別の文脈から入り込み、他者の行なう解釈が浸透

「…彼は、その言葉を別の人の声から受け取って、その他者の声で満たされるのである。言葉が彼の文脈へ別の文脈から入り込み、他者の行なう解釈が浸透するのだ。彼自身の思考には、その言葉が既に棲みついている。」 ミハイル・バフチン 1984 201

すなわち、その間テクスト性の次元

「発話の最も重要な特徴は、というより、少なくとも最も無視されている特徴はその<対話体思考表現>、すなわち、その間テクスト性の次元である。アダム以来名無しの対象はないし、使われなかった言葉などというものは存在しない。」 ツヴェタン・トドロフ 1984…

二つの声、二つの意味、二つの表現がある。

「それは二人の話し手に同時に奉仕し、二人の異なった意図−話している人物の直接の意図と著者の屈折した意図−を同時に表現するのだから。そういう談話には、二つの声、二つの意味、二つの表現がある。」 ミハイル・バフチン「小説における談話」1981 p.324

機械的に反復される文法パターンにすべてを負う

「…言語とは、高度に特殊化された個人的創意・発明の産物とみなされている比喩の場合も含め、機械的に反復される文法パターンにすべてを負うものである、とド・マンは主張するに至るのである。」 土田知則「『読むことのアレゴリー』を読む(1)」 千葉大学人…

鶏の鳴く者有りと謂も、己に変ずること無し。

「つくせり。鶏の鳴く者有りと謂も、己に変ずること無し。之を望むに木鶏に似たり。其の徳全し。異鶏の敢へて応ずる者なく反走らん」 『荘子』達生篇 木鶏の話

言葉は、半ばは誰か他人のものである。

「個人の意識を表わす言語は、自己自身と他者との境界線上に在る。言語において言葉は、半ばは誰か他人のものである。」 ミハイル・バフチン「小説における談話」1981 p.293

今やイデオロギーなるものはなく、

「今やイデオロギーなるものはなく、シミュラークルしかない。」 ジャン・ボードリヤール

二つの声、二つの意味、二つの表現がある。

「それは二人の話し手に同時に奉仕し、二人の異なった意図−話している人物の直接の意図と著者の屈折した意図−を同時に表現するのだから。そういう談話には、二つの声、二つの意味、二つの表現がある。」 ミハイル・バフチン「小説における談話」1981 p.324

能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在

「能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在します。「型附」がそれで、振付を記録した秘伝書です。 あるていどまとまった最古の型附は、観世元忠(一五○九〜八三)が編集した「宗節仕舞付」だといわれています。」 梅若猶彦『能楽への招待』岩波新書 p.120 2…

〔立ち居合の部〕七本目「諸手突き」

「前進中、正面と左右三方の殺気を感じ、まず右の敵の頭上に抜き打ちし、つぎに左の敵を真っ向から切り下ろし、続いて正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 制定居合七本目 全日本剣道連盟居合

ベケットはたしかに、現在の西洋の作家でもっとも力強い作家

「ベケットはたしかに、現在の西洋の作家でもっとも力強い作家であり、プルーストやカフカやジョイスを含む系列の最後の残存者である。」 ハロルド・ブルーム『聖なる真理の破壊者』p.281

詩の歴史を終わりなき防衛的内乱

「詩の歴史を終わりなき防衛的内乱、実のところは家系内戦争、として見る…」 ハロルド・ブルーム「カバラーと批評」p.85

比喩的な潜在可能性を文学そのものと同等視

「私は言語のレトリック的、比喩的な潜在可能性を文学そのものと同等視することに何らためらいを覚えないであろう」 ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』p.10

文学は単に余すところなく解読されうる指示的意味

「文学は単に余すところなく解読されうる指示的意味(referential meaning)の明確な一装置としては考えられない。」ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』p.4----------------------------- テクストの宝庫 引用の図書館 伝記グルーヴ テクスト礼讃 -----…

ディズニー映画『ライオン・キング』

ディズニー映画の名作『ライオン・キング』は、手塚治虫の『ジャングル大帝』のあきらかな影響

ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』

ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』黒澤明とロバート・シェークリーというSF作家が確立したスペースオペラ(宇宙冒険活劇)を、ベースにしています。そのシェークリーも発想を『ロビンフッド』から得ている。----------------------------- テクスト…