2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「月は入りがたの、空清う澄みわたれるに、風、いと涼しく吹きて、草むらの蟲の聲ゝ、もよほし顔なるも、いと立ち離れにくき、草のもとなり。」『源氏物語』 桐壺
「正確な素描や色彩を求めるのが肝心なことではないかもしれない、なぜかというと、鏡に映った姿を色やなんかで定着させてみても、絵とは全然別のもので、写真以上のものではない。」ゴッホ 『ゴッホの手紙』(中)岩波文庫
「今の時代は物質的の革命によりて、その精神を奪はれつゝあるなり。その革命は内部に於て相容れざる分子の撞突より来りしにあらず。外部の刺激に動かされて来りしものなり。革命にあらず、移動なり。人心自ら持重するところ能わず、知らず識らずこの移動の…
「「スタアってどんな気持ちでしょうねえ」とよく後援会のジャガイモ娘たちが僕に問いかける。しかし人は自分の夢を語ることはできるが、自分が夢自体であるという感じを巧く語ることは決して出来ない。」三島由紀夫 「スタア」
"The minute a man ceases to grow, no matter what his years, that minute he begins to be old."人が成長を止めた瞬間、それが何歳の時であれ、それが老化の始まる瞬間である。ウィリアム・ジェームズ
「み吉野の 山の嵐の 寒けくに はたや今夜も 我が独り寝む」文徳天皇(万葉集1-74)
"Reality only reveals itself when it is illuminated by a ray of poetry."「現実は詩の光によって照らされた時にのみ、その正体を現す。」ジョルジュ・ブラック
" It is a miracle that curiosity survives formal education."「正規の教育を受けて好奇心を失わない子供がいたらそれは奇跡だ。」アルベルト・アインシュタイン
「批評は批評を呼んで循環する。」三木清 「弾力ある知性」
「剣は一人の敵、学ぶに足らず。」司馬遷 『史記』
「……実際、行動する人間は全体を展望することはない。しかもこれは静謐な全体ではなく、揺れ動き、躍り上り、熱狂し逸脱する危険な全体なのだ。町の辻などで揉まれる神輿は、あたかもそれ自体の意志と力で奔走しているかのようで、担ぎ手の誰の意志があのよ…
"To describe happiness is to diminish it."幸せを言葉で語ると幸せを減らしてしまう。スタンダール
「気づくというとき、そのはやさはある境界の内にあるはずのものだ。気づきの本質からして、境界をこえてはやければ、過程のすすみ自体をさまたげるだろう。また境界をこえておそければ、気づき自体が無意味になる。この気づきの境界はずっと以前には、はっ…
「面は元来人体から肢体や頭を抜き去ってただ顔面だけを残したものである。しかるにその面は再び肢体を獲得する。人を表現するためにはただ顔面だけに切り詰めることがでけるが、その切り詰められた顔面は自由に肢体を回復する力を持っている。そうしてみる…
"The first human who hurled an insult instead of a stone was the founder of civilization."人類で初めて石の代わりに侮辱を投げつけた人物は文明の創始者である。ジークムント・フロイト
Vitality shows in not only the ability to persist but the ability to start over.活力は物事を持続させる能力ばかりでなく、始めからやり直す能力にも現れる。F. スコット・フィッツジェラルド
「女が終わるところに劣悪な男が始まる。」 ハインリヒ・ハイネ 「思想と警句」女、十把一絡げにはいかないとは思うが、往々にして不可思議且つ人を不愉快にさせる者。感情に動かされ続ける者自分の周りに限られるのだろうか。どうも取っ付き難いのだ。
"We can allow satellites, planets, suns, universe, nay whole systems of universes, to be governed by laws, but the smallest insect, we wish to be created at once by special act."我々は衛星が、惑星が、恒星が、宇宙が、それどころか宇宙全体の…