2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「[傍白]親戚よりは深いが、親子ほど深くはない。」 ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』(小津次郎訳)筑摩世界文学体系16 昭和47 p.165 ハムレット初登場のひとり言
「すぐれた訳詩は一般に信じられているよりも遥かに創作であり、その詩的価値は殆ど訳者自身のものであると言っても過言ではない。大詩人によってその驚くべき可能性を現に明示されてはいるものの、凡庸な手中にあってはみすぼらしく、往々にして危険な要素−…
「蝶、ひらひらととぶ、茎のない花、網に摘む花…」 ジュラール・ド・ネルヴァル「蝶」 Gérard de Nerval 1808-1855
「ハイ・アートやサブカルチャーという括りが壊れた状態で、音の再編成を考えていく方向性にこそ可能性がある」 椹木野衣のコトバ 久保田晃弘監修『ポスト・テクノ(ロジー)ミュージック』大村書店
「東南アジアでは(東アジアでも)単純な竹の楽器は、そのつくりから楽器固有の音楽まで 手や指を基準に測られ、伝承されてきた。 複雑な音楽も、基本的な同調とゆらぎによって記憶されている。」 高橋悠治「身体技法としての音楽」 InterCommunication No.5 p…
「ヘミングウェイが書いていた。“この世はすばらしい。戦う価値がある。”と。後の部分は賛成だ。」 映画『セブン』最後の場面でのサマセット刑事のセリフ
「地獄より光明に至る道は長く険しい」 ジョン・ミルトン『失楽園』 映画『セブン』で犯人ジョン・ドゥが残した手掛かり
「神の死以上にーーというよりはむしろ、その死の澪のなかでその死とのふかい相関関係においてーーニーチェの思想が告示するもの、それは、その虐殺者の終焉である。」 ミシェル・フーコー(渡辺一民・佐々木明訳)『言葉と物』結論部
「評論家が自分のことを良く言おうと悪く言おうと、何と言われても気にならない。いちばん厳しい評論家は自分自身だ……自分がダメだと思うものを演奏するのは、どうしても耐えられない」 Miles Davis,1962 ロバート・ディメリー『死ぬまでに聴きたいアルバム1…
「“プレスク・リヤン第4番"(1990-98)は、イタリア北部のヴィンティミリアの村で坂道を登りながら録音された音を編集し、変調を加え、電子音を加味したもの。イタリア語でしゃべる女性たちの甲高い声や通りすぎる車のエンジン音など、情景を想起させる現実音…
「…習慣化のためには、数字で管理することも大切です。数字を記録することで、習慣化がしやすくなるのです。」 本田直之『レバレッジ・シンキング』東洋経済 2007
「人の真似をする者は、その真似るものよりは必定劣るものじゃ。そなたも、自分の工夫を専一にいたされよ。」 菊池寛『藤十郎の恋』
「これにつけ加えてはならない。また減らしてはならない。」 旧約聖書 申命記 12-32
「女は男の着物を着てはならない。また男は女の着物を着てはならない。」 旧約聖書 申命記 22-5
「見よ、幼な子は泣いていた。」 旧約聖書 出エジプト記 2-6
「遅いっ!!硬い 人など斬れやせん!! 入れこむほど体は硬くなる 剣は遅くなる 腕ばかり動いて 剣は動かねぇ ……」 井上雄彦『バガボンド』21 #183 武蔵のセリフ
「研究と題して、好んで作家の秘められた女人関係なぞを抉し、微に入り細を穿つ作業を誇示するかのごときは、戦後的特色とみていいだろう。」 臼井吉見「詩人の肖像」『日本の詩歌8 斎藤茂吉』p.384 中公文庫 昭和50
「流血は地を汚す。」 旧約聖書 民数記 35-33
「世の中というものは、自分のためばかり考えていると、結局は自分のためになっていないことが多い。人のためだと思ってやったことが、まわりまわって自分のところに帰ってくるものだ。」 越後正一(元伊藤忠商事社長)松山太河編 『最高の報酬』英治出版
「習慣化という方法は、自分をコントロールすることが苦手な人や、わたしのように飽きっぽい人間にはとても便利です。考えると行動には移りません。習慣にしてしまえば、自動的に体が動くようになります。」本田直之『レバレッジ・シンキング』東洋経済 2007
「無能の相棒というものほど大事なものはない」 司馬遼太郎『項羽と劉邦』
「メモはメモだけに終って、メモ自身からは何も生まれっこないんだぜ」 梅崎春生『砂時計』
「世の中に卑賎な職業はない。ただ卑賎な人間がいるだけである。」 エイブラハム・リンカーン
「卑しいものを卑しく誉める人をスノッブという」 ウィリアム・サッカレー
「何時の世の中でも青春の男女が迷わず、過たなかった時代というものは有るわけが無い」 柳田國男『明治大正史』
「いまわしい行為というものは、たとえ大地がおおい隠しても、いずれは人の目に入るものだ。」 ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』(小津次郎訳)筑摩世界文学体系16 昭和47 p.168
「ローマ・カトリックは無神論よりもっと悪いというのが私の信念です。」 ドストエフスキー『白痴』
「ハンガリー人やチェコ人、ポーランド人にとって、ヨーロッパとは何か?これらの民族は、その起源から、ローマ教会に基礎をおくヨーロッパの一部であり、その歴史のあらゆる変遷をともにしてきた。「ヨーロッパ」という語は、これらの民族にとって、ひとつ…
「よく今まで勝ってこれたもんだ 戦いに臨むためにーーーその都度気持を入れ替えていた さあ 戦いだと 血を逆流させねばならんほど 入れこんでたってことか 俺は チッ 何かが間違ってる じいさん達よ ひたすらに人を斬りまくる日々とは ただ闇雲に戦い 一か…
「人類最初の死から、つい昨日死んだ者まで、「これが人間の運命だ」と叫んでいるではないか。」 ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』(小津次郎訳)筑摩世界文学体系16 昭和47 p.165 国王のハムレットに対するセリフ