能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在

能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在します。「型附」がそれで、振付を記録した秘伝書です。
あるていどまとまった最古の型附は、観世元忠(一五○九〜八三)が編集した「宗節仕舞付」だといわれています。」
梅若猶彦『能楽への招待』岩波新書 p.120 2003