2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

きれいはきたない、きたないはきれい。

荒野の魔女たちが、退場際に「きれいはきたない、きたないはきれい。飛んでいこう霧と汚れた空気の中を。」 シェイクスピア 『マクベス』第一幕第一場 (小津次郎訳)

バンクォウとともに登場したマクベスが初めて口にする台詞

バンクォウとともに登場したマクベスが初めて口にする台詞「こんなに悪くてこんなに良い日は知らんな。」シェイクスピア 『マクベス』 (小津次郎訳)

たえず優位な文化から岸辺を洗われてきた辺境の島国

「わたしたちの詩歌の歴史は、いつかどこかでとてつもない思いちがえをしてしまったらしい。これは、たえず優位な文化から岸辺を洗われてきた辺境の島国という歴史的な宿命を負ってきたことを考えると、痛いほど身に沁みて感じられることである。わが国では…

2012年02月29日のツイート

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Spring, the sweet Spring, is the year's plesant king;

「春が、楽しい春が、一年中の季節の王者が、やってきたのだ!花という花が咲き、乙女たちも輪になって踊り出したのだ。」"Spring, the sweet Spring, is the year's plesant king;Then blooms each thing, then maids dance in a ring,"トマス・ナッシュ 「…

2012年02月28日のツイート

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幼き時代は成人の証

「朝が昼の証を示すごとく、幼き時代は成人の証となる。」 ジョン・ミルトン 『楽園回復』

この文句が、こころに沁みる。

アリストテレス『形而上学』1行目の「人は生まれながらにして知ることを欲している」という文句が、沁みる。

わが自由を拡張すること、これが自由の法則

「互いに自由を妨げない範囲で、わが自由を拡張すること、これが自由の法則である。」 イマニュエル・カント 『断片』

ジャン=リュック・ゴダール『メイドインUSA』の一幕

何をやっても他人への責任を回避することはできない。 沈黙は発言と同じ力を持つ別離は同棲と同じ苦しみだ 無関心は干渉と同じく愛を喪失させる一方的な気遣いは相手には耐えがたいだけ人生は無かすべてかどちらかだ人生を行動に委ねるより失うことを考え私…

教育は、最も大きい、むずかしい問題

「教育は、人間に課すことのできる最も大きい、むずかしい問題である。」イマニュエル・カント 『断片』

我々はこのことを、あらかじめすでに知っている

「我々は、銃とは何であるかを、はじめて学ぶのではなく、我々はこのことを、あらかじめすでに知っているのであり、また、知っているのでなければならないのである。そうでなければ、我々は銃をおよそ全く、そのものとして看取することはできないであろう。…

丸き炭取なればくるくると

「裾にて炭取にさはりしに、丸き炭取なればくるくるとまはりたり」柳田國男 『遠野物語』

我等の内にある最も善なるものは、古い時代の感覚の遺伝

「Nietzscheに芸術の夕映という文がある 。人が老年になってから、若かった時の事を思って、記念日を祝をするように、芸術の最も深く感ぜられるのは、死の魔力がそれを篭絡してしまった時にある。南伊太利には一年に一度希臘の祭をする民がある。我等の内に…

明治天皇の最初の肖像をかいたのは、日本人ではなく、

「明治天皇の最初の肖像をかいたのは、日本人ではなく、イタリア人画家のキョソーネであった。西欧のブルジョア的な視線とブルジョア的な肖像画の概念が天皇像を定着させた。」西川長夫 『国境の越え方』平凡社p.148

我々の儚い命は眠りと共に終わる

"We are such stuff as dreams are made on, and our little life is rounded with a sleep."― 第4幕第1場「我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる」ウィリアム・シェイクスピア 『テンペスト』(The Tempest)

十三名のフランス兵がやってきた。かれらは発砲した

「昼食をとっていると、十三名のフランス兵の一隊がやってきた。かれらは群集から石を投げられたので発砲し、八名か九名の日本人を殺して来たところであった。外国人を馬鹿にしてはならないという良い見せしめであるが、同時に大坂は危険な場所だと外国人に…

赦されそして地獄はもはやどこにもない

「暴君の鎖からの救出を悪人にもまた寛大さを死の床で希望を処刑台で慈悲を!死者もまた生きるのだ!兄弟よ、飲み、そして調子を合わせよ全ての罪人は赦されそして地獄はもはやどこにもない」フレドリック・シラー An die Freude 1785年10月末に作詩

個人的な作品などというものは存在しない

「個人的な作品などというものは存在しない。ある個人の作品とは、文化の織物の内部で生産される結び目のようなものであって、その織物のなかに、個人は、浸っているのではなくて、いるのである。個人とは、元来、この文化の織物のひとつの因子である。従っ…

ことがらのうちにはは何ひとつ存在しない

「われわれは、とかとかいうものを、ただ純然たる概念としてのみ、いいかえれば記述や了解のための便宜的なフィクションとしてのみもちいるべきであって、説明の具にしてはならない。ことがらのうちには、とかとか心理的不自由>とかいったものは何ひとつ存在…

原因と結果の連鎖などはないんだという考え方

「ニーチェは、原因があれば結果があるという概念は記号的な概念の水準でしか成り立たないので、歴史そのものは原因もなければ結果もない、原因と結果の連鎖などはないんだという考え方を述べています。」 吉本隆明 『世界認識の方法』中公文庫 p.13

「あなたの悲しみに寄り添うことを許していただけますか?」

「悲しむ心に関わろうとするならば、真っ先に考えなければならないのはケアのノウハウではなく、自分が関わろうとしている相手が何を必要としているかということでしょう。(中略)自分の身近なところで苦しんでいる人の力になりたいと思ったときは、「力に…

私は、借りた先の人たちの良心に任せる

「私は、人から借りた話の真偽の保証を、借りた先の人たちの良心に任せる。」モンテーニュ 『エセー』第一巻、第二十一章、104a「想像力について」1508年版第二版では、但し書きで「ディスクール[そこから引き出す推論]は私のものだ。…そこには誰でも自分の…

私は理性もシステムも十分には信じてはいません。

「私は理性もシステムも十分には信じてはいません。私が関心をもつのは、どうふるまうべきかを知ることです。より厳密に言えば、神も理性も信じないでなお人はどのようにふるまい得るかを知ることです。」アルベール・カミュAlbert Camus,interview a 'Servi…

『大和魂』は遂に島帝国の民族精神を表現するに至った。

「『大和魂』は遂に島帝国の民族精神を表現するに至った。もし宗教なるものは、マシュー・アーノルドの定義したるごとく『情緒によって感動されたる道徳』に過ぎずとせば、武士道に勝りて宗教の列に加わるべき資格ある倫理体系は稀である。本居宜長が 敷島の…

胎児はやがて人間になるはずだが、自分が人間であることを自覚してはいない

「胎児はやがて人間になるはずだが、自分が人間であることを自覚してはいない。理性のあるおとなになったとき、はじめて自分が人間であることを自覚するので、そのとき、そうなるはずのものになったのである。こうして理性が現実のものとなる。」G.W.F.ヘー…

日本の魂はかくも脆く消えやすきものであるか

「かく美しくして散りやすく、風のままに吹き去られ、一道の香気を放ちつつ永久に消え去るこの花、この花が大和魂の型であるのか。日本の魂はかくも脆く消えやすきものであるか。」新渡戸稲造(矢内原忠雄訳) 『武士道』、岩波文庫、1938、p.132

間テクストの例をあげてみる。

間テクストの例をあげてみる。マラルメは、メリー・ローランの家でメアリー・サマーの『古代インド説話と伝説』を一読して魅力を感じたが、メリー・ローラン夫人が書き直しを希望、書き直した。メアリー・サマー『古代インド説話と伝説』→マラルメ『インド説…

すべて、オーウェンの名と結びついている。

「イギリスで労働者の利益のためにおこなわれた社会運動やほんとうの進歩はすべて、オーウェンの名と結びついている。」フリードリヒ・エンゲルス(寺沢恒信訳) 『空想から科学へ』国民文庫 p.73 (参考)空想から科学へ (科学的社会主義の古典選書) [単行本]…

見たまえ、みんなコピーばかりしているではないか

「しかし、複製すること、それは、悪く見られる。見たまえ、みんなコピーばかりしているではないか。意地汚いやつらばかりだ。やつらは、たとえば、名前を変えたり、しまいには、絶版になった古本を、うまくごまかして、自分の本とい偽ったりする始末だ。」…