2008-10-02から1日間の記事一覧

今やイデオロギーなるものはなく、

「今やイデオロギーなるものはなく、シミュラークルしかない。」 ジャン・ボードリヤール

二つの声、二つの意味、二つの表現がある。

「それは二人の話し手に同時に奉仕し、二人の異なった意図−話している人物の直接の意図と著者の屈折した意図−を同時に表現するのだから。そういう談話には、二つの声、二つの意味、二つの表現がある。」 ミハイル・バフチン「小説における談話」1981 p.324

能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在

「能楽にはそれぞれの家に伝わる秘伝書が存在します。「型附」がそれで、振付を記録した秘伝書です。 あるていどまとまった最古の型附は、観世元忠(一五○九〜八三)が編集した「宗節仕舞付」だといわれています。」 梅若猶彦『能楽への招待』岩波新書 p.120 2…

〔立ち居合の部〕七本目「諸手突き」

「前進中、正面と左右三方の殺気を感じ、まず右の敵の頭上に抜き打ちし、つぎに左の敵を真っ向から切り下ろし、続いて正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 制定居合七本目 全日本剣道連盟居合

ベケットはたしかに、現在の西洋の作家でもっとも力強い作家

「ベケットはたしかに、現在の西洋の作家でもっとも力強い作家であり、プルーストやカフカやジョイスを含む系列の最後の残存者である。」 ハロルド・ブルーム『聖なる真理の破壊者』p.281

詩の歴史を終わりなき防衛的内乱

「詩の歴史を終わりなき防衛的内乱、実のところは家系内戦争、として見る…」 ハロルド・ブルーム「カバラーと批評」p.85

比喩的な潜在可能性を文学そのものと同等視

「私は言語のレトリック的、比喩的な潜在可能性を文学そのものと同等視することに何らためらいを覚えないであろう」 ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』p.10

文学は単に余すところなく解読されうる指示的意味

「文学は単に余すところなく解読されうる指示的意味(referential meaning)の明確な一装置としては考えられない。」ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』p.4----------------------------- テクストの宝庫 引用の図書館 伝記グルーヴ テクスト礼讃 -----…

ディズニー映画『ライオン・キング』

ディズニー映画の名作『ライオン・キング』は、手塚治虫の『ジャングル大帝』のあきらかな影響

ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』

ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』黒澤明とロバート・シェークリーというSF作家が確立したスペースオペラ(宇宙冒険活劇)を、ベースにしています。そのシェークリーも発想を『ロビンフッド』から得ている。----------------------------- テクスト…

スティーブン・スピルバーグ『インディ・ジョーンズ』

スティーブン・スピルバーグ監督の出世作『インディ・ジョーンズ』ヒッチコック的スリラー世界を意識したモノ。スピルバーグ監督自身、『ジョーンズ』がヒッチコック作品のオマージュであることを認めている。

先人の作った財産の上にあくまでモノを書いているのです。

「ぼくたちは全く何もないところからすべてを作り出すのではなく、先人の作った財産の上にあくまでモノを書いているのです。それを忘れて軽々しくオリジナリティなどと言ってはいけません。」 大塚英志『キャラクター小説の作り方』

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』

荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』「死んだ人からまねるのはパクリじゃないと思っているんで。 今仕事している人から影響を受けるのはパクリだと思うけど」 2006年 東海中学・高校 荒木飛呂彦講演会このサイト、いろいろがんばって調べてます。 http://www…

かわぐちかいじ 『沈黙の艦隊』

かわぐちかいじ 『沈黙の艦隊』 潜水艦・空母等の作画が写真集からの無断トレースであるとして写真家から訴えられ、かわぐち側の全面謝罪と賠償金支払で決着。

池上遼一 『信長』

池上遼一 『信長』の執筆に際して、新府城の復元図を無断引用。復元図の作者である工業デザイナーに抗議され現在も絶版

豪村中「メガバカ」

PLTマンガ雑誌「週刊少年マガジン増刊 マガジンドラゴン1月11日増刊号」に掲載された作品に、大ヒット作品「デスノート」(大場つぐみさん原作、小畑健さん作画)などからの盗用が多数あったとして、発行元の講談社が謝罪していたことが22日、分かった…

吉井凜『SWITCH』

「お詫びと休載のお知らせ いつもクッキーをご愛読頂きありがとうございます。本年1月号(06年11月25日発売)より連載しております『SWITCH』(吉井凜・作)の 扉および予告ページのイラストが、ファッション誌のグラビア写真を模写したものである事が 判明い…

The Verve「Bitter Sweet Symphony」

The Verve「Bitter Sweet Symphony」 The Rolling Stones「The Last Time」作曲:Jagger&Richardsちょっとしたサンプリングをしただけで、ストーンズ楽曲管財人がやって来て作曲の著作権をすべて持っていかれたといういわく付き。

SHAM69「If the Kids are United」

SHAM69「If the Kids are United」『The Fast,The Best And The Last』(1978.06) The Kinks「You Really Got Me」『The Kinks』(1964.08)イントロ・間奏のギターリフ。オマージュ的な引用か。

Supremes「You Can't Hurry Love」

(1)Supremes「You Can't Hurry Love」(2)Hall&Oates 「Maneater」『H2O』(1982.11)は(1)を引用(3)Stevie Wonder「Part-time Lover」『In Square Circle』(1985.10) は(2)を引用

Billy Joel「This Night」

Billy Joel「This Night」「ピアノソナタ"悲愴"第2楽章」/Beethovenメロディを引用

OFFSPRING「WHY DON'T YOU GET A JOB?」

OFFSPRING「WHY DON'T YOU GET A JOB?」『AMERICANA』 The Beatles「OB-LA-DI,OB-LA-DA」

The Doors「Hello,I love you」

The Doors「Hello,I love you」 「All Day and All of the Night」/The Kinks from 「?」(1965)レイデイヴィス「楽曲管理会社の人がやってきて訴えようとかいって僕に聞かせた。そっくりだったけどまぁいいんじゃない?って いって終わりさ。」ジムモリソンは…

Jimi Hendrix「Machine Gun」

Jimi Hendrix「Machine Gun」『Band of Gypsys』(1970) 「Sunshine of Your Love」/CREAM from 「Disraeli Gears」(1968)Jimi Hendrixが途中でギターリフを引用

The Beatles「Steel and Glass」

「Steel and Glass」『Walls and Bridges』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー Led Zeppelin「Babe,I'm Gonna Leave You」『Led Zeppelin』(1969)イントロ〜サビの部分。コード進行と同じ。 同じAmのキーのクリシェで、しかもアコースティックのア…

Beatles「I Feel Fine」

「I Feel Fine」『1962〜1966』(1964.11.27)/作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「Match Box」/Carl Perkins 「Watch Your Step」/ボビーパーカージョージ・ハリスンがねたばらし。 ギターソロが「Watch Your Step」、でその他は「Match Box」を変…

「Because」The Beatles

「Because」『Abbey Road」』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「月光」Beethoven「月光」のコードを逆に弾いたもの。

The Beatles「Back in the USSR」

「Back in the USSR」『The Beatles』(1968.11.21)/作曲ジョン・レノン、ポールマッカートニー 「Back in the USA」/Chuck Berry 「Surfin' USA」/The Beach Boys『Endless Summer」』 (「California Girls」/The Beach Boys、「Fun Fun Fun」/The Beach Bo…

The Beatles「I saw her standing there」

「I saw her standing there」『Please Please Me』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「I'm Talkin' 'Bout You」Chuck Berry(1961)ポール・マッカートニー「あれとまったく同じラインを弾いてみたら、僕らの曲にぴったりだった。未だにこの話をし…

苦しまずに死ぬがよい!

《希望のないきみたちよ、苦しまずに死ぬがよい!》 ポール・ヴェルレーヌ「叡智」第三部��