居合&剣術

私が的を射るのか、それとも的が私を射るのか。

「私が的を射るのか、 それとも的が私を射るのか。 このことは肉体の眼で見れば不思議だが、 精神の眼で見れば不思議でも何でもない。 では、 どちらでもあり・どちらでもないとすれば、 どうなるのか。 弓と矢と的とおのれのすべてが融けあうと、 もはやこ…

絶妙の霊剣 持田盛二

「絶妙の 霊剣は 一心に 存す」持田盛二 Amazon.co.jp ウィジェットAmazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。岩波ベストテン:岩波書店のランキングみすず書房復刊情報角川学芸WEBマガジン 筑摩書房(ツイッター@chikumashobo)…

〔立ち居合の部〕九本目「添え手突き」

「(九)九本目 「添え手突き」 [要義] 前進中、左の敵の殺気を感じ、 機先を制して 右袈裟に抜き打ちし、 さらに腹部を 添え手で突き刺して勝つ。」財団法人全日本剣道連盟 「全日本剣道連盟居合(解説)」

観の目を強く!ムサシ

「観の目 を強く 見の目 を弱く」宮本武蔵 『五輪書』---------------------------------- ♪いま聴いている曲はコレ♪【おすすめCD】 間テクスト性について知りたい方はコチラ マンガも偏って読んでます。 『ジョジョの奇妙な冒険』 【伝記グルーヴ】テクスト…

礼儀は茶番であり芝居である。

「真実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である。」 新渡戸稲造『武士道』真の礼儀とは?考えさせられます。

〔立ち居合の部〕七本目「諸手突き」

「前進中、正面と左右三方の殺気を感じ、まず右の敵の頭上に抜き打ちし、つぎに左の敵を真っ向から切り下ろし、続いて正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 制定居合七本目 全日本剣道連盟居合

〔立ち居合の部〕八本目「顔面当て」

「前進中、前後二人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の顔面に「柄当て」し、続いて後ろの敵の「水月」を突き刺し、さらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 制定居合八本目 全日本剣道連盟居合

〔立ち居合の部〕六本目「諸手突き」

「前進中、前後三人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の右斜め面に抜き打ちし、さらに諸手で「水月」を刺す。つぎに後ろの敵を真っ向から切り下ろす。続いて正面からくる他の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 制定居合六本目 全日本剣道連盟居合

〔立ち居合の部〕五本目「袈裟切り」

「前進中、前から敵が刀を振りかぶって切りかかろうとするのを逆袈裟に切り上げ、さらにかえす刀で袈裟に切り下ろして勝つ。」 制定居合五本目 全日本剣道連盟居合(解説)

居合は発声と共に打ち切るものがあるが、通常は無声にて

「居合は発声と共に打ち切るものがあるが、通常は無声にてこれをなす。これは、腹中之声と言って 道では大切な心得であるが、最初は何流に於いても発声を伴って練習し、刀に自分の打ちが乗ってきた時に初めて無声で練習することが順序としてはいい。」 堂本…

抜刀術に於いては大切なものとしている。

「…この血振りから納刀の終わりまでの間を、その形の残心として、抜刀術に於いては大切なものとしている。」 堂本昭彦編『中山博道剣道口述集』スキージャーナル 2007 p.51

〔居合膝の部〕四本目「柄当て」

「〔居合膝の部〕四本目「柄当て」 〔要義〕前後にすわっている二人の敵の殺気を感じ、まず正面の敵の「水月」に「柄頭」を当て、続いて後ろの敵の「水月」を突き刺し、さらに正面の敵を真っ向から切り下ろして勝つ。」 財団法人全日本剣道連盟『全日本剣道…

〔正座の部〕ニ本目「後ろ」

「〔正座の部〕ニ本目「後ろ」 〔要義〕背後にすわっている敵の殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。」 財団法人全日本剣道連盟『全日本剣道連盟居合(解説)』p.15

〔正座の部〕三本目「受け流し」

「〔正座の部〕三本目「受け流し」 〔要義〕左横にすわっていた敵が、突然、立って切り下ろしてくるのを「鎬」で受け流し、さらに袈裟に切り下ろして勝つ。」 財団法人全日本剣道連盟『全日本剣道連盟居合(解説)』p.16

〔正座の部〕一本目「前」

「〔正座の部〕一本目「前」 〔要義〕対座している敵の殺気を感じ、機先を制して「こめかみ」に抜きつけ、さらに真っ向から切り下ろして勝つ。」 財団法人全日本剣道連盟『全日本剣道連盟居合(解説)』p.12

玉鋼

「玉鋼……たまはがね 砂鉄を「たたら式製鉄鋼法」で低温還元(1300度〜1500度)して作った鋼()のうち、含有炭素量が約0.3%〜1.5%ぐらいのものが、刀剣を作る主たる材料となる。」 河内國平・真鍋昌生『日本刀の魅力』里文出版 H15 p.82

一貫斎正近

「なにごとぞ花みる人の長かたな」 一貫斎正近(駿河)の刀身の彫 新々刀

羽州米沢住赤間綱信

「綱信は刀工としては三流だが、小刀工としては超一流の名工である。」 柴田光男『小刀図鑑』 羽州米沢赤間綱信について

伊予國藤原宗吉

「焼いだちは鞘に納めて」「ますらおの心益々研ぐべかりけり」 伊予國藤原宗吉 刀身の彫

刀身をすかしてみるとわかります

「刀身をすかしてみるとわかりますが、匂出来に小沸(にえ)まじりで、小杢目に大肌まじり、これは典型的な古備前の地鉄、および刃姿からいきますと非常に反りが浅いんです。古備前の太刀とは少し違うんじゃないかという見方もありましたけれども、本阿弥光遜…

河内國平 見せたったらええねん

「秘伝という言葉はきらいやなぁ。見せたったらええねん。まねでけへん。」 河内國平・真鍋昌生『刀匠が教える 日本刀の魅力』里文出版 H15 p.107

「正宗」「一文字」

「「なんで今頃、まだ刀を作ってんねん」とよく聞かれる。 「正宗」が残ってる。 「一文字」が残ってる。 闘いや。」 河内國平・真鍋昌生『刀匠が教える 日本刀の魅力』里文出版 H15 p.98

兵法は人をきるとばかりおもうは

「兵法は人をきるとばかりおもうは、ひがごとなり。人をきるにはあらず、悪をころすなり一人の悪をころして、万人をいかすはかりごとなり」 柳生宗矩『兵法家伝書』

師の教へに随ひ 一心不乱に稽古

「剣術初心の内は、稽古に理非善悪の沙汰は、余り深くは入らぬものなり、唯師の教へに随ひ、稽古数をかけて、一心不乱に稽古すれば、自然と妙処に至るものなり、佛道に於て唯一心に念佛を唱へよ、念佛を申せよと教ふるは、念佛をさへ唱ふれば、自然と悪念は…

木を割りてみよ花のありかは

「年ごとに咲くや吉野の山桜 木を割りてみよ花のありかは」 柳生但馬守宗矩『兵法家伝書』

精神というのは不離の関係

「甲野 ― 武術における精神というのは、精妙な身体運用の法を研究していくうちに、不離の関係としておのずと身についてくるものであって、精神とか根性のほうから身体に入っていくというのは話が逆なんだと思います。」 養老孟士・甲野善紀『古武術の発見』…

中山博道 動画

中山博道は身長160cmと小柄だったが体格の不利を克服すべく睡眠時間を4時間に削って修業に明け暮れ、剣聖と謳われるほどの技を会得したという。(Wikiより引用)

敵を切らんが為めの思ひ

「世人剣法を修むるの要は、恐らくは敵を切らんが為めの思ひなるべし。余の剣法を修むるや然らず。余は此法の呼吸に於て神妙の理に悟入せんと欲するにあり」 山岡鉄舟「修心要領」『剣禅話』1971 徳間書店

刀筋正しく刀が吸い込む様に

「先づ姿を正しく、自然体で、精神を臍下丹田に落付け吸気と共に鯉ロ柄に軽く両手をかけ、呼気と同時に切先三寸に全霊を込めて刀筋正しく刀が吸い込む様に抜付(斬付る)を敵が、かわすか、不充分と仮定して間髪を入れずに振冠つて斬倒し目的を達してゆうゆ…

剣は心なり

「剣は心なり 心正しからざれば 剣また正しからず 剣を学ばんと欲すれば 先ず心より学ぶべし」 島田虎之助 中里介山「大菩薩峠」(大正2年の都新聞に連載)にも登場