2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

真実を語ることはつらいことだ

真実を語ることはつらいことだ、と私は君に言った。嘘をむりやり言わされるということは、まして悪いことだ。-- 『深き淵より』 "I have said to you to speak the truth is a painful thing. To be forced to tell lies is much worse." -- De Profundis Fo…

オスカー・ワイルド

偉大な芸術家は物事をあるがままには決して見ない。もしそうしたのなら、芸術家ではなくなっているのだ。-- オスカー・ワイルド『嘘の衰退』 "No great artist ever sees things as they really are. If he did, he would cease to be an artist." -- The De…

Jacques Derrida

Jacques Derrida On Forgiveness ... and Seinfeld

高山宏

「パラドックスにしろアイロニーにしろ、対立する二つの世界という乖離意識が大きければ大きいだけあざとく咲き狂う魔の妖花には相違ない。とすれば人が世界ないし社会からの孤独を痛感し始めていた19世紀中葉にこそ、そしてまた圧倒的なコモンセンスの国で…

ジル・ドゥルーズ

キャロルの全文学をただ一言で要約したジル・ドゥルーズ 「無限後退のパラドックス、あるいは無際限な増殖のパラドックス」

Slavoj Žižek

Slavoj Zizek talks about Iraq

カール・グスタフ・ユング

「急な降下を想像。300メートルも深いところに到達。そこにどこか違う世界の雰囲気。切り立った崖のところに白い髭の老人と、美しい盲目の少女。老人は聖書中のエリアと名乗り、少女はサロメと言った。また、一匹の黒蛇もいたが、蛇よりサロメよりエリアが理…

Jacques Derrida

Jacques Derrida And 'Philosophy's Future'

ブレーズ・パスカル

「この無限の空間の永遠の沈黙は私を恐怖させる」ブレーズ・パスカル『パンセ』断章206

Friedrich Wilhelm Nietzsche

Nietzsche 'Last Days' Footage

ホルヘ・ルイス・ボルヘス

「わたしが、たとえば、 dhcmrchtdjのような、任意の文字列を組み合わせるとすると、神聖な図書館はその文字列をすでに予想しており、その隠されたことばは恐るべき意味をふくんでいたことがわかるのである。」 ボルヘス『バベルの図書館』

Michel Foucault

Justice Vs. Power - Chomsky Vs. Foucault, Part 1

坂口安吾

「人は孤独で、誰に気がねのいらない生活の中でも、決して自由ではないのである。そうして、文学は、こういう所から生まれてくるのだ、と僕は思っている。」 坂口安吾『日本文化私観』

ミルチャ・エリアーデ

「ファルマは毎日書きつづけた。けれどもいまではひじょうに注意深く、ゆっくりと書き、書いたものを看守に渡す前に丁寧に読みかえしていた。自分でも知らないうちに、自分に重要と思われる事件に絶えず立ちもどっていることに気づいていたが、しかし彼が心…

ジャック・ラカン

「たとえ、言葉が沈黙にしか出会わないとしても、言葉が聴き手を持っている限り応答を持たぬ言葉はないということ、そして、そこにこそ、精神分析における言葉の機能の核心がある…」 ジャック・ラカン『エクリ1』p338

カール・ヤスパース

「すべての生物は誕生と死とのあいだに閉じ込められている。けれども、人間だけがそのことを知っている。」 カール・ヤスパース『哲学の学校』p263

エーリッヒ・フロム

「完成し、健康となった人間は、生産的な人間であり、世界に対して真の関心を持ち、それに反応する人間、つまり豊かな人間なのである。」 エーリッヒ・フロム『疑惑と行動』p89

Slavoj Žižek

Slavoj Žižek

ヴァルター・ベンヤミン

「夢の街と夢の家 未来の空間、人間学的ニヒリズム、ユング」ヴァルター・ベンヤミン『パサージュ論』

国木田独歩

こしかたの夢に焦るる現世の 恋てふものは夢にぞありける 国木田独歩『独歩詩集』 p.180

ビンスワンガー

「この二つの本(フッサール『論理学研究』フロイト『夢判断』)は、人間がおのれの意味作用を捉えなおし、その意味作用のうちでおのれ自身を捉えなおそうとする二つの努力だった。」 ビンスワンガー『夢と実存』P.10

ビンスワンガー

「『夢判断』とともに、夢が人間的意味作用の領野のうちに入り込んでくる。」 ビンスワンガー『夢と実存』P.10

ビンスワンガー

「夢は、意味を完成するのと同じくらい意味を裏切りもする。つまり、夢が意味を与えてくれるにしても、それは、その意味を打ち砕いた上でのことなのだ。」 ビンスワンガー『夢と実存』p.11

ビンスワンガー

「夢はその客観的文脈が乏しい分だけ豊かなのである」 ビンスワンガー『夢と実存』p.36

ビンスワンガー

「眠れる精神と目覚めた精神のあいだにあって、夢見る精神は、このいずれから借りたわけでもない輝きや真価をもった経験をする」 ビンスワンガー『夢と実存』p.36

ビンスワンガー

「想像的なものとは超越性の記号であり、夢は想像的なものを記号としておこなわれるこの超越性の経験なのである」 ビンスワンガー『夢と実存』p.39

ビンスワンガー

「夢みる経験をその倫理的な内容から切り離すわけにわいかない」 「…それは、この経験が秘密の嗜好や口にするのもはばかられる欲望をあらわにし、本能の暗雲をすべて湧き立たせるからでもなければ、この経験が、カントにおける神のように「腎臓と心像を探る…

ビンスワンガー

「夢みる者はそこに、完成された姿においてであれ歪められた姿においてであれ、おのれの実存の根源の運動とおのれの自由とを見いだすのである」 ビンスワンガー『夢と実存』p.60

ビンスワンガー

「夢は自由な生成であり、自己の実現であり、個体のうちにあるいっそう個体的なものの発現なのだ。」 ビンスワンガー『夢と実存』p.60

ビンスワンガー

「人間がおのれの夢のもっとも深いところで出会うもの、それはおのれの死である」 ビンスワンガー『夢と実存』p.61