2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

風は清し月はさやけしいざ共に

「風は清し月はさやけしいざ共に 踊り明かさむ老いの名残りに」良寛川端康成『美しい日本の私』で引用

手毬つきつつこの日暮らしつ

「霞立つ永き春日を子供らと 手毬つきつつこの日暮らしつ」良寛川端康成『美しい日本の私』で引用

月を見る我が月になり、我に見られる月が我になり

明恵「冬の月」三首を論じ「…素直、純真、月に話しかける言葉そのままの三十一文字で、いはゆる「月を友とする」よりも月に親しく、月を見る我が月になり、我に見られる月が我になり、自然に没入、自然と合一してゐます。」川端康成 『美しい日本の私』

形見とて何か残さん春は花

「形見とて何か残さん春は花 山ほととぎす秋はもみぢ葉」良寛辞世の句 川端康成『美しい日本の私』で引用

あかあかやあかあかあかやあかあかや あかやあかあかあかあかや月

「あかあかやあかあかあかやあかあかや あかやあかあかあかあかや月」明恵川端康成『美しい日本の私』で引用

雲を出でて我にともなふ冬の月 風や身にしむ雪や冷たき

「雲を出でて我にともなふ冬の月 風や身にしむ雪や冷たき」妙恵川端康成『美しい日本の私』で引用

春は花夏ほととぎす秋は月 冬雪さえて冷しかりけり

「春は花夏ほととぎす秋は月 冬雪さえて冷しかりけり」道元 「本来ノ面目」 川端康成『美しい日本の私』でしょうかい

自分自身を見つめよ自分の目を自分の内面に向けよ

「自分自身を見つめよ。自分の目を、自分を取り囲む一切のものから転じ、自分の内面に向けよ」フィヒテ 『全知識学の基礎』

生あるものとして自分自身のうちに死の萌芽をもっている

「生あるものは死ぬ。しかもそれは、生あるものが、生あるものとして自分自身のうちに死の萌芽をもっているからにほかならない。」ヘーゲル 『小論理学』第九十二節の補遺

原子力発電は制御しやすく安全にウランの力を利用できる点で原子爆弾と異なります

「原子力発電と原子爆弾を同じものというイメージで受け取られる方がいらっしゃいますが、基本的には異なるものです。原子力発電も原子爆弾もウランの核分裂によるエネルギーを利用するという点では同じですが、このふたつには大きな違いがあります。天然の…