◆間テクスト性◆

Billy Joel「This Night」

Billy Joel「This Night」「ピアノソナタ"悲愴"第2楽章」/Beethovenメロディを引用

OFFSPRING「WHY DON'T YOU GET A JOB?」

OFFSPRING「WHY DON'T YOU GET A JOB?」『AMERICANA』 The Beatles「OB-LA-DI,OB-LA-DA」

The Doors「Hello,I love you」

The Doors「Hello,I love you」 「All Day and All of the Night」/The Kinks from 「?」(1965)レイデイヴィス「楽曲管理会社の人がやってきて訴えようとかいって僕に聞かせた。そっくりだったけどまぁいいんじゃない?って いって終わりさ。」ジムモリソンは…

Jimi Hendrix「Machine Gun」

Jimi Hendrix「Machine Gun」『Band of Gypsys』(1970) 「Sunshine of Your Love」/CREAM from 「Disraeli Gears」(1968)Jimi Hendrixが途中でギターリフを引用

The Beatles「Steel and Glass」

「Steel and Glass」『Walls and Bridges』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー Led Zeppelin「Babe,I'm Gonna Leave You」『Led Zeppelin』(1969)イントロ〜サビの部分。コード進行と同じ。 同じAmのキーのクリシェで、しかもアコースティックのア…

Beatles「I Feel Fine」

「I Feel Fine」『1962〜1966』(1964.11.27)/作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「Match Box」/Carl Perkins 「Watch Your Step」/ボビーパーカージョージ・ハリスンがねたばらし。 ギターソロが「Watch Your Step」、でその他は「Match Box」を変…

「Because」The Beatles

「Because」『Abbey Road」』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「月光」Beethoven「月光」のコードを逆に弾いたもの。

The Beatles「Back in the USSR」

「Back in the USSR」『The Beatles』(1968.11.21)/作曲ジョン・レノン、ポールマッカートニー 「Back in the USA」/Chuck Berry 「Surfin' USA」/The Beach Boys『Endless Summer」』 (「California Girls」/The Beach Boys、「Fun Fun Fun」/The Beach Bo…

The Beatles「I saw her standing there」

「I saw her standing there」『Please Please Me』作曲ジョン・レノン、ポール・マッカートニー 「I'm Talkin' 'Bout You」Chuck Berry(1961)ポール・マッカートニー「あれとまったく同じラインを弾いてみたら、僕らの曲にぴったりだった。未だにこの話をし…

学位論文にはきちんと註が付いていなければならない 「どうしてそんな下らない規定があるのか」「地獄へ落ちたほうがマシだ」

「彼はこのころ書いた論理学に関する論文で学位を取得することを考え、ムーアを通して大学当局へ打診したことがある。規定によると、学位論文にはきちんと註が付いていなければならない(どこまでが先行する研究の引用で、どこからがオリジナルな研究かを示…

言葉が彼の文脈へ別の文脈から入り込み、他者の行なう解釈が浸透

「…彼は、その言葉を別の人の声から受け取って、その他者の声で満たされるのである。言葉が彼の文脈へ別の文脈から入り込み、他者の行なう解釈が浸透するのだ。彼自身の思考には、その言葉が既に棲みついている。」 ミハイル・バフチン 1984 201

すなわち、その間テクスト性の次元

「発話の最も重要な特徴は、というより、少なくとも最も無視されている特徴はその<対話体思考表現>、すなわち、その間テクスト性の次元である。アダム以来名無しの対象はないし、使われなかった言葉などというものは存在しない。」 ツヴェタン・トドロフ 1984…

言葉は、半ばは誰か他人のものである。

「個人の意識を表わす言語は、自己自身と他者との境界線上に在る。言語において言葉は、半ばは誰か他人のものである。」 ミハイル・バフチン「小説における談話」1981 p.293

言語は、どの瞬間も、頂点から底に到るまで他人の舌である

「言語は、その歴史上の存在のどの特定の瞬間にあっても、頂点から底に到るまで他人の舌である。それは、現在と過去との間の、相違のみられる過去の時期と時期との間の、社会・イデオロギーの様々に異なった現在の集団間の、傾向、流派、仲間など実体として…

バフチンはこう答えた!

「話し手は、無垢のまだ名付けられていないものだけを扱い、それらに初めて名称を与えるあの、バイブルに現われるアダムではない。……実際、発話はどれもそれ自身の主題の他に、何らかの形で先行する他者の発話に常に反応(この語の広い意味において)している…

共に始まった間テクスト性(間テクスト性を備えた対話)の問題

「この急激な変化−文学のだけでなく社会の、政治の、そして本質的に哲学の変化−と共に始まった間テクスト性(間テクスト性を備えた対話)の問題は、そのような機能を果たすものとして出現する」 ジュリア・クリステヴァ 1980 p.71

分割された主体の産物だという事実を際立たせる

「クリステヴァとバルトの主張は、そのように明白に間テクスト性を備えている文学形式は、特異な偉大な天才作家によって書かれた独創の作品ではなく、分割された主体の産物だという事実を際立たせるのである。」 グレアム・アレン『間テクスト』研究社 2002 …

ジュネット

「私としては─以下の術語の選択については明白な理由があるのだが、それを強調することは差し控えておく─、意味されるもの(シニフィエ)、すなわち物語の内容を、物語内容histoire(この場合、たとえその内容が劇的緊張を欠き、出来事性に乏しいとしても差…

ジェラール・ジュネット

「テクスト、それはあのメビウスの環である。そこでは、内側の面と外側の面、記号表現の面と記号内容の面、エクリチュールの面とレクチュールの面が、休みなく回転し交替する。そこでは、エクリチュールが絶えず自らを読み、レクチュールが絶えず自らを書き…

テクストは、常に、すでに読まれたものとして

「テクストは、常に、すでに読まれたものとして我々の前に現れる;我々は、テクストを以前の理解の沈殿層を介して理解するか、 −もし、テクストが真新しいものならば− 沈殿している読む習慣と、継承された理解の伝統によって育まれた範疇を介して、理解する…

言語は、その歴史的存在のいかなる瞬間においても、多言語的

「言語は、その歴史的存在のいかなる瞬間においても、多言語的である。それは過去と現在との、過去のさまざまな時代間の、現在のさまざまな社会・イデオロギー集団間の、さまざまな思想、流派、グループ間の、社会的・イデオロギー的矛盾の共存が具体的にあ…

ジェラール・ジュネット

「あらゆる書物、あらゆるページが、それなりのかたちで読書の視線の下に展開され完成される、言語空間の詩である。あらゆる文学作品ないし文学作品のあらゆる部分を、まずテクストとして考えるという決断、すなわちページや巻という逆説的な場の中で、書き…

テキストというものは、情況、時間、場所、そして社会などの中に絡め取られている

「重要な点は、テキストというものは、このうえなく純化された形を帯びている場合ですら、つねに情況、時間、場所、そして社会などの中に絡め取られているということ、要するにテキストというものは世界無い存在であり、したがって世界内的情況に関わるもの…

テキストには中心点もなければ中心軌道もない。

「テキストには中心点もなければ中心軌道もない。それは空間的・時間的な物体とは異なる。その〈声〉は物語るペルソナというよりも、むしろいたずら書きのペンのようである。作家の視点からすれば、テキストはページの上のインク、紙の折り目、マラルメの言…

意識的あるいは無意識的に、その間テクスト性において、

「私は、諸作品がその差異、その偏差(間テクスト性のような)において考察された場合の、諸作品の形作る空間と、生産者および、雑誌、出版社、等々の生産の制度・機関が形作る空間の間には、かなり厳密な対応関係、一種の騒動関係が存在すると、みています…

題目、最初の出だし、最終行のかなたに、

「題目、最初の出だし、最終行のかなたに、またその内部構成やその自立的形体を越えて、他の本、他のテクスト、他の文章を参照するシステムの中で、それは捉えられる:それは、ネットワークの節(ノード)である‥‥。本は、自由になる客体ではない‥‥。その個…

文学作品は、全て“書き直されている”

「文学作品は、全て‥‥無意識の内に、それらを読んだ社会によって“書き直されている”」 テリー・イーグルトン1983,12

相互テクスト性という用語は、

「相互テクスト性という用語は、ある(ないしいくつかの)記号体系からもう一つの記号体系への転移を表す。しかしこの用語が往々にして、あるテクストの「典拠の研究」というありきたりの意味に受け取られてきたことを考えると、われわれはそれに替えて転移=…

ある記号体系からもう一つの記号体系への移行

「ある記号体系からもう一つの記号体系への移行である。この移行が行われるときに力点移動と圧縮がそこに結びつくからといって、それだけが操作の全体だということにはならない。その上に定立をもたらす措定の変形がつけ加えられる。古い措定が破壊され、も…

テクストの最小単位としての言葉のあり方は、

「このように、テクストの最小単位としての言葉のあり方は、構造モデルを文化的(歴史的)環境に結びつける媒介項であると同時に、通時態を共時態(文学構造)に変換する調整項でもあることがわかる。このあり方という観念自体によって、言葉に広がりが生じ…