言語は、その歴史的存在のいかなる瞬間においても、多言語的

「言語は、その歴史的存在のいかなる瞬間においても、多言語的である。それは過去と現在との、過去のさまざまな時代間の、現在のさまざまな社会・イデオロギー集団間の、さまざまな思想、流派、グループ間の、社会的・イデオロギー的矛盾の共存が具体的にあらわれたものである」
ミハイル・バフチン『小説の言葉』伊東一郎訳、1979、p.62