2012-02-14から1日間の記事一覧

胎児はやがて人間になるはずだが、自分が人間であることを自覚してはいない

「胎児はやがて人間になるはずだが、自分が人間であることを自覚してはいない。理性のあるおとなになったとき、はじめて自分が人間であることを自覚するので、そのとき、そうなるはずのものになったのである。こうして理性が現実のものとなる。」G.W.F.ヘー…

日本の魂はかくも脆く消えやすきものであるか

「かく美しくして散りやすく、風のままに吹き去られ、一道の香気を放ちつつ永久に消え去るこの花、この花が大和魂の型であるのか。日本の魂はかくも脆く消えやすきものであるか。」新渡戸稲造(矢内原忠雄訳) 『武士道』、岩波文庫、1938、p.132