2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ヨーロッパの哲学を道具に

「ものごとを考えるときにヨーロッパの哲学を道具にして考えていることが多いんですが、そのときヨーロッパの近代がもっている思想の力をたえず感じているんですね。それは崇めたてまつるようなものではないんだけれども、日本の社会にもっと定着していいと…

一万回の会話

「…フォード自身は二人の協力関係を肯定的に捉え、コンラッドとの「一万回の会話」を通して多くを学んだと率直に認めている。」 河内恵子『深淵の旅人たち――ワイルドとF.M.フォードを中心に』慶應義塾大学出版会 p.199 2004

ぜったいに挿絵はつけさせません

「わたしの目の黒いうちはぜったいに挿絵はつけさせません。…文字で書かれたひとりの女性は何千もの女性のことを夢見させてくれますから。」 ギュスターヴ・フローベール 1862年の手紙

よき一言はいうものなり

「心なしと見ゆる者も、よき一言はいうものなり」 吉田兼好『徒然草』

気に入った 気にくわない

「民衆は、よく「気に入った」とか、「気にくわない」とかいう。まるで、彼らの気に入ることよりも重要なものがないかのように」 クララ・ヨゼフィーネ・シューマン『寸言集』

陽気 陰気

「陽気は美徳、陰気は罪悪」 宇野千代

ナツメ椰子そっくりじゃねえか、

「あの粋な姿にけちがつけられるものならつけてみな、まるで鈴なりの実をゆらゆらさせているナツメ椰子そっくりじゃねえか、髪や首もとからぶらさがったたくさんの飾り物の揺れているところがよ!」 ミゲル・デ・セルバンテス『ドン・キホーテ』後篇「カマー…

声無き 形無き

「声無きに聴き形無きに視る」 『礼記』 親が何も言わなくても、子どもはその気持ちを察しなくてはならない

BMW

「目的地が遠いほど、歓びは大きくなる。」 BMW 6 Series 紙面広告

私は大きく、単純ではない

「私は自己矛盾しているって?それなら、それでよい。私は大きく、単純ではないのだから。」 ウォルト・ホイットマン『私自身のうた』

ドザードザーザーザー

「ドザードザーザーザー」「ザーザーザーザーー」 手塚治虫『ブッダ』13巻 p.24-25 降り頻る雨の中で玉座に座るルリ王子 大友克広アキラを見るよう

人間は自然の流れに身をまかせて

「十年前 私はブラフマンに教えられて人間は自然の流れに身をまかせて生き そして一生を終えるのがいちばん正しいのだとさとった……この人(ナラダッタ)はまさしくそれを実行したのだ……」 手塚治虫『ブッダ』13巻 p.143

なんになるのだ?

「私はおまえたちに人の生きる道を教えようとしているのだ 私はそのために一生 旅をしてまわっておる それなのに それ以外のものを 私からうけて なんになるのだ?たべものなどをもらうために 私についてくるのか?」 手塚治虫『ブッダ』

名声ののちには

「名声ののちには忘却があるのみである」 マルクス・アウレリウス・アントニヌス『自省録』

やってみなはれ

「やってみなはれ」 サントリーの二代目社長佐治敬三が、創設者の父鳥井信治郎にビール製造の決意を打ち明けたときに言われた言葉

目をつむるように心を閉じるのだ

「人間の心はほしいもののためにいつも燃えている!そうするとそのために泣いたりおこったりなやんだりする それは消すことができる!目をつむるように心を閉じるのだ……そうすれば……」 「心を閉じるってどうやって?」 「なんにも考えず自分というものさえ忘…

裏から見ての不決断

「表から見える慎重を裏から見ての不決断と言う」 山田美妙『平清盛』

ピッパラの樹の下で 悟る

「木や草や山や川がそこにあるように 人間もこの自然の中にあるからにはちゃんと意味があって生きてるのだ あらゆるものとつながりを持って…… そのつながりの中でおまえは大事な役目をしているのだよ」 ブラフマン(梵天)に予言されたピッパラの樹の下で、コ…

ブッダ(目ざめた人)と!

「予はあなたによい名をさしあげよう 「ブッダ(目ざめた人)と!」」 マガダ国王ビンビサーラがシッダールタに対して 手塚治虫『ブッダ』6巻 p.109

人間はなぜ苦しむのだろう

「人間はなぜ苦しむのだろう なぜ生きるのだろう なぜ こんな世界があるのだろう なぜ 宇宙は こんな世界をつくったのだろう 人々は その答えを知りたかった そして それを解ける人はまもなく あらわれようとしていた その偉大な人は あと四か月のちに この…

なんにもなくなるってどう

子どものシッダルタが先生に向かって「なんにもなくなるってどうなっちゃうんですか?」 「いっさいがっさい消える!世界のすべてが消えてしまうのだ そこですべてがおしまいじゃ つまりこんなふうになんにもなくなってしまう」 (すべて黒く塗り潰されたコマ…

苦行タパスとは「熱」

デーパに向かってシッダルタが「そんな苦しみなんてむだだ ばかばかしいことですよ…」 「きみは「苦行」の意味がわかっていない 苦行タパスとは「熱」という意味もある もともと炎熱の下に身をさらすことなんだ」 手塚治虫『ブッダ』5巻 p.22

万機公論に決すべし

「広く会議を興し万機公論に決すべし」 明治天皇『五箇条御誓文』

天の国はその人たちのもの

「義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」 新約聖書「マタイによる福音書」5-10

みだらな思いで他人の妻を見る者

「みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。」 新約聖書「マタイによる福音書」5-28

不法な結婚でもないのに

「不法な結婚でもないのに妻を離縁する者はだれでも、その女に姦通の罪を犯させることになる。離縁された女を妻にする者も、姦通の罪を犯すことになる。」 新約聖書「マタイによる福音書」5-32

ラディカルであること

「ラディカルであることは、事柄を根本において把握することである。」 カール・マルクス『ヘーゲル法哲学批判序説』

吉田松陰 事を論ずるには、

「事を論ずるには、当に己れの地、己れの身より見を起すべし」 吉田松陰『丙辰幽室文稿』

安息日は人のために定められた

「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。」 新約聖書「マルコによる福音書」

「雅歌」(5・14-15)

「手はタルシシュの珠玉をはめた金の円筒 胸はサファイアをちりばめた象牙の板 脚は純金の台に据えられた大理石の柱」 「雅歌」(5・14-15)