ギュスターブ・フローベール

首は太陽と重なり合い、光輪となる

「昇る太陽 ー神話。 首は 太陽と重なり合い、 光輪となるー そこから後光がさす」ギュスターヴ・フローベール 『ヘロディアス』草稿 第一段階Amazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。【 概念・時間・言説―ヘーゲル“知の体系”改訂…

恐ろしく 誰ももう口がきけなくなるように…フローベール

「この書物のはじめから終りまで、ぼく自身がつくりあげた言葉は一つとして挿入されることなく、ひとたびこれを読んでしまうや、ここにある文句をうっかり洩らしてしまいはせぬかと恐ろしくなり、誰ももう口がきけなくなるようにしなければなりません。」 ギ…

ぜったいに挿絵はつけさせません

「わたしの目の黒いうちはぜったいに挿絵はつけさせません。…文字で書かれたひとりの女性は何千もの女性のことを夢見させてくれますから。」 ギュスターヴ・フローベール 1862年の手紙

世に 同じ石はない

「世に一つとして同じ樹はなく同じ石はない」 ギュスターヴ・フローベール モーパッサン宛て書簡

コーヒーには角砂糖をひとつ

「彼等のばらばらな好みもうまが合っていった。ブヴァールはパイプをふかし、チーズを好み、きまってコーヒーのブラックを飲む。ペキュシェは嗅煙草をたしなみ、食後にはジャムしか食べないし、コーヒーには角砂糖をひとつ浸す。一方は信じ易く、そそっかし…

どうです!いっしょに飯でも食いませんか。

「だが、いよいよ袂をわかとうと手を握り合った時、ブヴァールがふとこう云った。 「どうです!いっしょに飯でも食いませんか。」 「私もそれを考えていたんですよ!」 と、ペキュシェも答える。「でも云い出せなかったんです!」」 フローベール『ブヴァー…

フローベール 夫人はわたしだ

「ボヴァリー夫人はわたしだ」 ギュスターヴ・フロベール

ありもしない事物に感心して

「我々はおそらく、 ありもしない事物に 感心しているの かもしれない。」ギュスターヴ・フローベール 『ブヴァールとペキュシェ』岩波文庫 1954中巻 p.167 ブログ内検索Amazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。コトバを探す(例え…