2008-08-27から1日間の記事一覧

Gershon Kingsley"Popcorn"

「テクノ」の原点は?クラフトワークの『放射能』か? ガーション・キングスレイの『ポップコーン』か?1969年ガーション・キングスレイのアルバム『Music To Moog By』収録 1972年ガーション・キングスレイ中心のグループ「Hot Butter」バージョンリリース …

電話を切ったら…

"Stu, if you hang up, I will kill you" 「スチュ、電話を切ったら、お前をころす」

大江健三郎の『懐かしい年への手紙』を読んで、私は

「大江健三郎の『懐かしい年への手紙』を読んで、私はローレンス・ダレルの『アレクサンドリア・カルテット』を思い出した。そこで、第一部は、「私」という小説家の語り手によって書かれ、第二部は、その小説を「私」が反省してあらためて書きなおすという…

理解できる?

「誰に死が理解できる?」ジェイムズ・ジョイス 1941没

ソシュールは「話す主体」から出発するという。

「ソシュールは「話す主体」から出発するという。しかし、それは、実際は「聴く主体」である。あるいは、デリダのいい方でいえば、自分が話すのを聞く主体である。ソシュールの言語学は、したがってまた構造主義は、結局現象学的な独我論に内属せざるをえな…

ひとりの思想家について論じるということは、その作品について

「ひとりの思想家について論じるということは、その作品について論じることである。これは自明の事柄のようにみえるが、必ずしもそうではない。」 柄谷行人「マルクスその可能性の中心」冒頭

本質的な思想家は一つ

「本質的な思想家は一つの課題しかもたない。」 マルチン・ハイデガー

大江健三郎の作品には、処女作以来固有名がない。

「大江健三郎の作品には、処女作以来固有名がない。固有名がないというのがいいすぎだとしたら、人物たちの名はタイプ名であるといってよい。」 柄谷行人「大江健三郎のアレゴリー−『万延元年のフットボール』」冒頭

昭和という言葉、あるいは昭和という時代にかんする言説が突然氾濫

「昭和という言葉、あるいは昭和という時代にかんする言説が突然氾濫しはじめたのは、一九八七年夏、天皇の病気が伝えられたときであった。一九八九年初めに「昭和」は終わった。」 柄谷行人「一九七○年=昭和四十五年−近代日本の言説空間」冒頭