昭和という言葉、あるいは昭和という時代にかんする言説が突然氾濫

「昭和という言葉、あるいは昭和という時代にかんする言説が突然氾濫しはじめたのは、一九八七年夏、天皇の病気が伝えられたときであった。一九八九年初めに「昭和」は終わった。」
柄谷行人「一九七○年=昭和四十五年−近代日本の言説空間」冒頭