2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「おとう、これでわしたちを…」

「おとう、 これでわしたちを殺してくれ といったそうである。 そうして入り口の木材を枕にして、 二人ながら 仰向けに寝たそうである。 それを見るとくらくらして、 前後の考えもなく 二人の首を打ち落としてしまった。 それで自分は死ぬことができなくて、…

そこなんですよ。人間讃歌を描いていて悩む点は。

「『連続』── 音楽のすばらしさは 連続する音の美しさ であり、 モーツァルトは 『音符一つとしてカットできない』 と皇帝に向かって言ったし、 生命も連続する DNAという鎖でできている。 そう考えると、 この世には連続する どうすることもできない 「運命…

いのちあるものは

「いのちあるものを見るのは 無限にたのしい。 いのちあるものは また 無限にかなしい。」高村光太郎

生きたくない…いきなきゃ成りません。

「生きたくない と思ったって、 生きるだけは いきなきゃ 成りません。」島崎藤村「家」

戸坂潤「デカルトと引用精神」

「彼の著述態度或いは身振り(ポーズ)の 著しい特色の一つは、 広義に於ても狭義に於ても、 引用というものを利用することが 極めて少ないという事である。 リフェレンス又はアリュージョンという形の引用さえ少ない、 ということである。 デカルトはこうし…

彼は決して引用をやらない、

「彼は決して引用をやらない、 やってもアルキメデスやアリストテレスの 名を挙げるだけである。 のみならず例えば 明らかにアウグスティヌスやアンセルムスの真似 だと思われると、 自分がまだ読んだことのない先人と 偶然な思いもよらぬ一致を見出したと云…

才能ない、もう遅い、暇がない…なんて嘆く人たちへ

「才のともしきや、 学ぶことの晩きや、 暇のなきやによりて、 思ひくづをれて、 止ることなかれ、 とてもかくても、 つとめだにすれば、 出来るものと心得べし」本居宣長『初山踏』いまからでも遅くない! なんか始めよ。

万国の労働者よ、団結せよ。

「共産主義者は、 自分の見解や意図を 隠すことを 恥とする。 共産主義者は、 彼らの目的は、 既存の全社会組織を 暴力的に転覆 することによってのみ達成できることを、 公然と宣言する。 支配階級をして 共産主義革命のまえに戦慄せしめよ! プロレタリア…

社会の歴史は、階級闘争の歴史

「今日までの あらゆる 社会の歴史は、 階級闘争の 歴史である。」 カール・マルクス 『共産党宣言』

工芸とは…用の世界

「工芸は 雑器に於て凡ての 仮面を脱ぐのである。 それは用の世界である。 実際を離れる場合はない。 どこまでも 人々に奉仕しようとして 作られた器である。」柳宗悦