いつまでも記憶に残る、ぞっとするような悲劇

「我々は実際には安全だった大坂の危険を避けて、同じように危険な兵庫へやって来たのである。そして、そこですぐに経験した出来事は、外国代表団の全員と何人かの領事と各国の外国人すべての大虐殺にまで発展しなかったのは幸運であったが、いつまでも記憶に残る、ぞっとするような悲劇に終わったのである。」

A.B.ミットフォード
『英国外交官の見た幕末維新 リーズデイル卿回想録』(長岡祥三訳)講談社学術文庫 1998 p.117