ポール・ド・マン

「なるほどヨーロッパ文明は随所にユダヤ系の痕跡を残してきたものの、その根源性だけは無事だったために、本質的意味においては無傷のままであった。ユダヤ問題解決のためには、どこかヨーロッパから離れたところにユダヤ人植民地を造ればよい。西欧文学全般のためを思うなら、そうしたところで何ら支障はあるまい」
ポール・ド・マン
ニール・ハーツ他編『ド=マン戦時論説集:一九三九〜四三年』ネブラスカ大学出版局、八九年、四五頁。英訳ジョンスンxv頁