2007-02-24 ウンベルト・エーコ イタリア批評 「……禅問答で禅師が人生の意味について訪ねられて、杖を持ち上げて答えるとき、解釈者は異常な含意を嗅ぎ取る。その解釈項の鍵は既に存在する枠(フレーム)の外にあるのだ。……彼の(仕草による)答えがまだコード化されていないひとつの―そして恐らく一つ以上の―意味を有することをも意味している」 ウンベルト・エーコ「記号論と言語哲学」p295