柳田國男

「今日もな おひんぱんに各地の農村を歩いている、いな歩かされているが、この本にかいて あるような現実がいつとはなしに消えてゆきつつあることも思わせられる。やが て、これに記されていることも、まるっきりといっていい位見失われてしまう時 も来るかも知れない」
柳田國男『日本の民家』序文