2012-07-29から1日間の記事一覧

手毬つきつつこの日暮らしつ

「霞立つ永き春日を子供らと 手毬つきつつこの日暮らしつ」良寛川端康成『美しい日本の私』で引用

月を見る我が月になり、我に見られる月が我になり

明恵「冬の月」三首を論じ「…素直、純真、月に話しかける言葉そのままの三十一文字で、いはゆる「月を友とする」よりも月に親しく、月を見る我が月になり、我に見られる月が我になり、自然に没入、自然と合一してゐます。」川端康成 『美しい日本の私』

形見とて何か残さん春は花

「形見とて何か残さん春は花 山ほととぎす秋はもみぢ葉」良寛辞世の句 川端康成『美しい日本の私』で引用