「詩はまったく楽に、 次から次へ、 すらすらとできた。 学習院の校名入りの 三十頁の雑記帳はすぐ尽きた。 どうして詩がこんなに 日に二つも三つもできるのだろうと 少年は訝かった。 一週間病気で寝ていたとき、 少年は「一週間詩集」というのを編んだ。 …
「柄谷 …彼と柳田の「神」は違う。折口はそれを自覚していた。柳田の神は、そのへんの小さな神社の神様、つまり先祖神なんですよ。三浦 柳田のほうがアレゴリカルで、折口のほうがシンボリカルなんだね。だから折口のほうが日本的なものに対応していくわけだ…
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