柳田の書き方はアレゴリカルですよ。

「柄谷 …彼と柳田の「神」は違う。折口はそれを自覚していた。柳田の神は、そのへんの小さな神社の神様、つまり先祖神なんですよ。

三浦 柳田のほうがアレゴリカルで、折口のほうがシンボリカルなんだね。だから折口のほうが日本的なものに対応していくわけだ。

浅田 そう。そのかぎりにおいて、折口のほうが逆説的にも非常に整ったトポロジカルな構図を提出しており、柳田は科学的と言いつつそういう構図を破壊している。そこが柳田の面白いところですね。


柄谷 柳田の書き方はアレゴリカルですよ。どんどんずれていく。主題をしぼれない。」

柄谷行人
『近代日本の批評?明治・大正篇』講談社文芸文庫 p.257 1998

Amazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。

コトバを探す(例えば、「愛」「恋」「人間」「笑い」などなど)

人名で探す(例えば、「森鴎外」の名言、「三島由紀夫」の名言、シェイクスピアの名言などなど)

小説の書き出しを学ぶ (あの小説の書き出しはコレ!)

もくじ 探し物がある方・なにか迷ったらココから
----------------------------------
【Twitterでは"@fiderio"です♪フォロー大歓迎♪】最安値でセンスの光る古書【ふぃでりお書店】
日々入荷!!【ふぃでりお古書の本棚】
【アメーバブログでテクスト礼讃】
ふぃでりおAmazonリストマニア by Amazon
♪いま聴いている曲はコレ♪【おすすめCD】
引用【quotation】について知りたい方はコチラ
文献・雑誌論文の検索はここからはじめようページ
読んだ本を記録してます【web本棚】
----------------------------------
→ いまこの瞬間の本のランキングはAmazonで!

つぶやきログ→banner