2009-03-15から1日間の記事一覧

哲学的思索において最初に出会う最も確実な命題?

「…「我思う、ゆえに我あり」という命題こそが 哲学的思索において最初に出会う 最も確実な命題であり、 デカルトはこれを 「哲学の第一原理」としたのである。 この原理がなぜ正しいかというと、 「明晰かつ判明」だからである。 従って「明晰かつ判明」 と…

感覚から得た前提で論理を組み立てることをやめるのだ。

「…感覚は誤りやすいからこれを疑い、 感覚から得た前提で 論理を組み立てることをやめるのだ。 さらに、自分が今ここにすわっているなどの 状況も疑ってしまう。 夢の中で自分は夢を見ていることに気づかず、 それが本当の世界だと思っている。 だから、 こ…

デカルトは世界をスッキリと説明しようと試みた。

「数学者であるデカルトは、 その数学的方法を哲学に用いて 世界をスッキリと説明しようと試みた。 確実な原理をまず発見し、 そこからさまざまな法則を 見つけだしていく演繹法によって さまざまな学問体系を構築しようと試みたのだ。 その著『方法序説』に…

だからデカルトの疑い方はハンパではない。

「デカルトはこう考えた。 疑わしいものをすべて疑って、 どんなに疑っても 疑い得ないものが残るならば、 それこそが絶対に確実なものである。 これを方法的懐疑という。 だからデカルトの疑い方は ハンパではない。」富増章成 『アニメで読み解く、痛快【…

スピノザは全体を神として一つに統一した

「デカルトの残した心身問題は、 精神と物体をそれぞれ異なる 実体としてしまったことに原因がある。 そこで、 スピノザは全体を一段シフトさせ、 世界中の実体を神として 一つに統一したのだ。」富増章成 『アニメで読み解く、痛快【哲学入門】空想哲学読本…

善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや

「善人なおもて 往生をとぐ、 いはんや悪人をや。 しかるを世のひとつねにいはく、 悪人なほ往生す、 いかにいはんや善人をやと。」 親鸞『歎異鈔』---------------------------------- ♪いま聴いている曲はコレ♪ 間テクスト性について知りたい方はコチラ マ…