パッケージを破った時点で「批判目的での引用はしない」ことに同意した

「本来、著作物というのは批判するのも引用するのも自由なはずですが、パッケージを破った時点で、「批判目的での引用はしない」ことに同意した、とみなされるようになるかもしれない。ありえない話のように思えるかもしれないけれど、マンガやアニメは、慣習的にそれに近い状態になっています。評論目的というと、画像を貸してくれないことがある。映画もそうだという話ですよね。それが、あらゆる本にまで拡大したら、どうなってしまうのか。」

東浩紀高木浩光「工学化する社会と書物をめぐって」
『批評の精神分析 東浩紀コレクションD』講談社 2007 p.206

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