あきらめ──ということばはもともと、「(真理を)明らかめる」の意味

「あきらめ──ということばはもともと、「(真理を)明らかめる」の意味である。仏教ではこれを「諦め」とつづる。(中略)「諦」という漢字は「真理」の意味なのである。だから、あきらめることはある意味でさとりを開くことだ。賭けはあきらめであり、あきらめはさとりに通じる。」

ひろさちや監修
『よくわかる仏教の知識百科』
主婦と生活社 平成8 p.186