誰が書いたのか知らずに、その「私」という語を読むとき、

「誰が書いたのか知らずに、その「私」という語を読むとき、意味作用を欠いているのではないにしても、少なくともその語の正常な意味作用とは無関係な語を、われわれは手にしているのである。」

エドムント・フッサール
『論理学研究』

デリダ『声と現象』3つのエピグラフのひとつにあげられる