ドゥルーズが語るフーコー『知への意志』

「『知への意志』は、十九世紀と二十世紀における性愛の言表をコーパスにまとめ、それが規格化をめざすものであれ、あるいは逆に異議を唱えるものであれ、とにかく性愛の言表が成り立つとき、その中心に位置するはずの権力はどのようなものになるのかということを探っていたわけです」


ミシェル・フーコー

ジル・ドゥルーズ(宮林寛訳)
『記号と事件 1972-1990の対話』河出書房新社 1992 p.183