シェークスピアの作品には寛ぎが際限なくあって

シェークスピアの作品には


その寛ぎが際限なくあって、


我々はまずそれを感じることから


作品の世界に引き入れられる


仕組みになっているとさえ言える。」

吉田健一
『読者の立場から見た今日の日本文学』日本文化研究4 新潮社 p.43