ただ生きているだけの者は死ぬことができるだけ。

「言葉は動く、


音楽は動く、


ただ時間のなかを。


だが、ただ生きているだけの者は


死ぬことができるだけ。


言葉は、語られてのち沈黙に変わる。


形によって、


型式によってはじめて言葉は、


また音楽は、静謐に達する。


まるで支那の古 が


永遠に動きながらその静寂を


保ちつづけるように。」

「バーント・ノートン」T.S.エリオット(岩崎宗治訳)『四つの四重奏』国文社 p.26 137-143行目


ジョン・キーツギリシア古 のオード」への連想