「私は日本人である」 と国民としての私をイメージ
『想像の共同体』などによれば、
近代という時代は、人々が、
たとえば「私は日本人である」
とか「私はアメリカ人である」
といった形で「国民としての私」を
イメージしていく過程だという。
そうやって人々が
「国民」という自意識を担わされた国家を
「国民国家」という。
たとえば明治以前の庶民たちは
自分を「日本人」と考えることはなく、
「お国訛り」という時の「国」、
つまり、藩よりも小さい生活圏を
「クニ」として意識して
生活していた。」
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