中上健次『枯木灘』冒頭書き出し
「空はまだ
明けきってはいなかった。
通りに面した倉庫の横に
枝を大きく広げた丈高い
夏ふようの木があった。
花はまだ咲いていなかった。
毎年夏近くに、
その木には白い花が咲き、
昼でも夜でも
その周辺にくると
白の色とにおいに
人を染めた。」
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