ウィトゲンシュタインは、言葉に関して「教える」

ウィトゲンシュタインは、言葉に関して「教える」という視点から考察しようとした。これは、はじめてではないとしても、画期的な態度の変更である。子供に言葉を教えること、あるいは外国人に言葉を教えること。いいかえれば、私の言葉をまったく知らない者にそれを教えこむこと。」
柄谷行人「第一章 他者とはなにか」『探求?』冒頭