対象との距離が相手をものとして見る視線

「観察すること相手を対象化してこれを「読む」行為には、まず対象との距離が相手をものとして見る視線が大前提であるということだ。世界から疎外されていればいるだけ、従って世界を細密に読むことができる」
『心変わり』 M.ビュトール/清水 徹:訳 ( 岩波文庫 )