2007-03-06 人間は、祖先や自分が大切にしていたものを見すてようとはしない ハンリヒ・ハイネ 「人間は、祖先や自分が大切にしていたものを見すてようとはしない。たとえそうしたものがこわされたり、ゆがめられたりしても、やはり人間の感情はそうしたものにこっそり、しがみつこうとする。それゆえに、あのねじまげられた民間信仰はドイツではキリスト教よりももっとながく持ちこたえることだろう。キリスト教はあの民間信仰のようにドイツ人の民族性に根をはってはいないのだから。」 ハイネ『ドイツ古典哲学の本質』第一巻 宗教改革とマルチン・ルター