2007-01-17 王維 中国文学 渭城朝雨潤輕塵 客舎青青柳色新 勸君更盡一杯酒 西出陽関無故人送元二使安西 王維 渭城の早朝の雨がちょうどよく軽く舞いあがる塵をしずめ、また旅館の前の柳の色も雨に洗われて、今朝はとりわけ新鮮に見える。渭城まで見送ってきたが、いよいよここで君とお別れだ。酒はもう十分だと言うかもしれないが、最後にもう一杯だけ飲みたまえ、これから西に旅して陽関を出たならば、共に杯をかわす親しい友人もいないだろう。