誰かの書評(おすすめ本)

筑摩書房新刊ニュース1975=3

「現代における もっとも重要な方法的原理のひとつ 「引用」 をまったく新しい位相の下に 考察した「引用論」をはじめ、 戦後アメリカ美術、 ボードレール、 デリダ、 ルイス・キャロル、 ブランショをめぐって 展開する思考の結実。 『鏡・空間・イマージュ…

渡辺京二『逝きし世の面影』

徒然人さんのブログ 世田谷徒然日記より引用「今読んでいる渡辺京二の『逝きし世の面影』を思い出した。 この本には、そのあたりの「日本人のDNA」を再認識さえてくれるものがある。 この本にあるオランダ人の日本への感想のくだりが書いてあったのだが、…

こんな話がある…

「ポーの作品に、 ある医者が 民主的な新治療法を 実行しているという 評判の病院を訪れると、 実は 患者がクーデターをおこして 自主管理していたことがわかる という話がある。」柄谷行人 「同一性と差異性について」p.17 『反文学論』1991---------------…

チェーホフの「六号室」

「…慣れる ということは恐ろしい。 奇怪なものを 奇怪なものと 思わなくなれば、 自分自身が 奇怪なものとなる。 チェーホフの 「六号室」のようなものである。」柄谷行人 「同一性と差異性について」p.17---------------------------------- ♪いま聴いてい…