ステファヌ・マラルメ

ぼくは量は変えないで、それを分 散させる。

「<余白>は、 実際には、重要な役目を担っており、 先ずおどろかす。 詩法がそれを余儀なくしたので、 抒情的なものであれ脚韻無視のものであれ、 詩句は、紙片の中程に、 凡そ三分の一占める程度に、 沈黙さながら空白が周りを取囲んでいる。 ぼくは量は…

すべての本をよんでしまった

「肉体はかなしい、僕はすべての本をよんでしまった。」ステファヌ・マラルメ「海の風」Amazon最安値でセンスの光る古本屋【ふぃでりお書店】を出店中です。【 概念・時間・言説―ヘーゲル“知の体系”改訂の試み (叢書・ウニベルシタス) (単行本)アレクサンド…

……一体、我々はどこへ逃げたらいいと言うのか

「近代の詩人の愚かさは、<行動>が<夢>の妹でないことを悔やむにまで至ったことだ……何たることか、もしそうならば……一体、我々はどこへ逃げたらいいと言うのか」 ステファヌ・マラルメ カザリス宛1863年6月3日付け書簡

におやかな花の観念そのものが、言葉のもつ音楽の働きによって立ちのぼる

「私が<花>というとき、私の声は、はっきりした輪郭を何も後に残さず、すぐに忘れられてしまう。が同時に、われわれの知っている花とは違った、現実のどんな花束にもない、におやかな花の観念そのものが、言葉のもつ音楽の働きによって立ちのぼるのである…

ステファヌ・マラルメ

「世界のあらゆるものは本になるために存在している」 ステファヌ・マラルメ