2013-05-21から1日間の記事一覧

真淵のやうに、芭蕉のやうに、定家のやうに、後鳥羽院に於けるやうに

「日本の古典は僕らが語るごとくに露骨に語るものでない、真淵のやうに、芭蕉のやうに、定家のやうに、後鳥羽院に於けるやうに、ひそかに心から心に通わせるものである。」保田與重郎 「方法と決意」 『保田與重郎全集第四巻』講談社 p.58

なんだ、偉そうに股を開いて、ーこつちは窮屈で困つてゐるのだ

「(なんだ、偉そうに股を開いて、ーこつちは窮屈で困つてゐるのだ。もう少し遠慮したらどんなものか。)腹立ちを言葉にすると、さうなる。それが軈て、かうなつてきた。(なんだ、この土人め、土人の癖して偉さうに股を開いて、ー土人らしく、日本人に対し…