2012-05-20から1日間の記事一覧
「柄谷 昔、ポール・アンドラが、日本の近代文学のボーダー(境界)について論じたとき、空間的な感覚が『源氏物語』の頃とあまり変わってないということを言っている。あの世も、あの世としてきちっと構成されていない。それが地面の下にあるのか、天上にある…
「日本の小説は何で守られているかと言うと、日本語で守られているわけですよ。今までは日本文学が世界的な文学になるためには日本語が障害だったはずです。しかし今や、日本の小説は日本語によって守られているという感じがする。」柄谷行人・岩井克人『終…