2006-12-23から1日間の記事一覧

ローラン・ジェニー

「…《引用された》テクストはほとんど自己の 他動詞性を捨てることを承認しなければならない。 つまり、それはもはや語ることなく、語られるのである。 もはや外示することなく、共示するのである。 もはや自分自身のために意味することなく、 《神話のブリ…

ローラン・ジェニー

「表現=表象を変形可能な一素材として 自分の思いのままに再編成しつつ、 相互テクスト性のたどる道は時に、 記憶内容としてのさまざまな 表現=表象に対する夢の働きを思わせる。」ローラン・ジェニー「形式の戦略」 是非とも1クリックを♪

ローラン・ジェニー

「…模倣、パロディ、引用、モンタージュ、 剽窃…その時、作品の相互テクスト性の確定は二重になる。 パロディは、それが戯画化する作品と、 その固有のジャンルを構成する全パロディ作品とに、 同時に関係を持つ。」ローラン・ジェニー「形式の戦略」 ガンバッ…

ローラン・ジェニー

「…ある文学作品の意味と構造が把握されるのは、 そのいくつかの原本との関係においてのみである。 原本それ自体も、長く連なっているさまざまなテクストから 引き出されてきたもので、原本となるものはそのつらなりの、 いわば不変体なのである。」ローラン…

ローラン・ジェニー

「相互テクスト性を欠けば、文学作品は、 まだ知られていないある言語に属する言葉と同じ理由から 知覚できない…」 ローラン・ジェニー「形式の戦略」p.17 1クリックを♪

ロラン・バルト

「…彼女が位置を移動させるもの、 それは既に言われたこと、 すなわちシニフィエの執拗な強調、 すなわち愚鈍さであり、彼女が覆そうとするもの、 それは権威、独話=単一論理的科学の権威、系統にもとづく権威である。」ロラン・バルト『異邦の女』 1クリッ…