社会集団は彼らにアウトサイダーのラベルを貼ることにより逸脱を生みだす

「社会集団は、これを犯せば逸脱となるような規則をもうけ、それを特定の人々に適用し、彼らにアウトサイダーのラベルを貼ることによって、逸脱を生みだすのである。」

ハワード・ ベッカー
アウトサイダーズ 』

1963年刊行の『アウトサイダーズ』においてベッカーは、マリファナ使用者やジャズメンへの聞き取り調査や参与観察を行ったが、その手際の良さから『アウトサイダーズ』は社会学研究の手本とも見なされる。