シミュラークルはコピーのコピー(ドゥルーズ)

シミュラークルについては、それはコピーのコピーであり、限りなく劣化したエイコンであり、限りなく弛緩した類似であると言うとすれば、われわれは本質的なところから外れてしまうだろう。本質的なのは、シミュラークルとコピーの間の本性上の差異であり、それらが分割のそれぞれ半分ずつを構成している様相なのである。」

ジル・ドゥルーズ
G.Deleuze
Logique du sens, Paris, Ed. de Minuit, 1969, p.297