かつて言われたことがないものほど恐ろしいものはない


「われわれにおいて、地球上で、おそらく宇宙において、いまだかつて言われたことがなかったものほど恐ろしいものはない。すべてのことがこれを限りにと最終的に言われた時になって初めて人は安らかになれるのだろう。その時になってやっと、人は静かになり、黙るということを怖がらずにすむ、これでよし、というわけだ。」

セリーヌ
『夜の果てへの旅』

読むこと、読者体験、オリジナル、間テクスト性、言葉、