もともと「藩」ということばは、垣根という意味

「もともと「藩」ということばは、


まがき=垣根という意味をもち、


中国では藩屏・藩鎮などという用例で、


王室を守護する諸侯を指すものであった。


そのことばを


幕府と大名の関係にあてはめたのは、


江戸も元禄になったころ、


新井白石の著述に始まるようだ。」

林屋辰三郎・梅棹忠夫山崎正和編『日本史のしくみ』中公文庫 p.146 昭和51年