「乾いた池、
乾いたコンクリートの褐色の縁。
やがて陽の光は
水になって池に漲り
蓮は、
静かに、
静かに、
伸びた」
「バーント・ノートン」T.S.エリオット(岩崎宗治訳)『四つの四重奏』国文社 p.16 34-36行目
p.17 注36
「蓮は…伸びた」
"The lotos rose"におけるlotosとroseの並置は(roseは動詞であるけれども薔薇を含意するので)「西洋と東洋の結びつき」を暗示する(ミルワード)(イェイツの"A girl arose"では、動詞aroseが"a rose"を暗示する。)