無宗教は、楽観的人生観への希望の表明ということ

「…「無宗教」を標榜するということは、人生の深淵をのぞき見ることなく生きてゆきたいという、楽観的人生観への希望の表明ということにもなろうか。そして「自然宗教」には、「創唱宗教」入信にみられる決断や明白な回心といったシンドサはつきまとわない。」

阿満利麿
『日本人はなぜ無宗教なのか』ちくま新書 1996 p.28