2011-01-01 わずかばかりの主観的な感情を吐露しているかぎり まとめ 「わずかばかりの 主観的な感情を吐露しているかぎりは、 まだ主観的な詩人などといえたものではない。 しかし、 世界を自分のものにして表現できるようになれば、 もうその人は文句なしに詩人だ。 そうなれば、 彼は、行き詰まることもなく、 いつまでも新鮮さを失わないでいられる。 それに対して、 主観的な性質の人は、 わずかばかりの内面をすぐに吐き出してしまって、 結局マンネリズムにおちいって 自滅してしまう。」エッカーマン(山下肇訳)『ゲーテとの対話』岩波文庫 p.218