2010-08-12 私は煙草を喫んだ。生きようと私 まとめ 「ポケットをさぐると、 小刀と手巾に包んだ カルモチンの瓶とが出て来た。 それを 谷底めがけて投げ捨てた。 別のポケットの煙草が 手に触れた。 私は煙草を喫んだ。 一ト仕事を終えて 一服している人が よくそう思うように、 生きようと 私は思った。」三島由紀夫 『金閣寺』 末尾 むすび